窓から見える、四季を写す山々。そして庭。
畳の匂いを消すように開け放たれた窓から、豊かに息づく緑や花の香りがそっと流れ込んでくる。浴衣に着替えどっしりと腰を落とすと、我が国ながら改めて日本の素晴らしさを感じる。
贅沢な別邸「奥の樹々」、景観の良い本館和室、そして情緒あふれる東館和室と、幅広い客室から、気分に合わせて選んでみるのもいい。
原点に帰る。
そう、和のたたずまいの中につつまれると、なんだか懐かしい場所へ戻ったような気がする。
木造りが美しい部屋に入ると、窓から眺める清々しい庭の景色に心が洗われ和むひととき。
頬をそよぐ箱根の風と、深い緑の癒し…そして旅人は、本当の自分に帰る。