当館の温泉は大涌谷にある温泉供給会社から源泉を引湯し、成分もそのまま掛け流しております。
温泉の泉質は正確には酸性・カルシウム・マグネシウム・硫酸塩・塩化物泉といい、旧泉名は、酸性硫酸塩泉です。
硫酸・塩素・カルシウム・ナトリウム・ マグネシウムの各イオンを主成分とし硫黄も含んでいますが湯舟に給湯されると硫黄分は空気中に拡散してしまうので硫黄臭が強いのはこのためです。
源泉は 64℃ありますので、水を加えないで、温泉の純度をたもつため少し浴そうに注入する量をしぼってあります。…但、時期によっては極少量、山水を加えることもあります。
(尚、客室内のお風呂は客室露天を除いては全て沸かし湯です。)
最近、お風呂でのレジオネラ菌の感染が問題となっております。
原因はそもそも空気中に存在する菌である事、又40℃~45℃近辺で増殖する事あるいは循環式浴槽や、ジャグジーなどで泡だてる事によってかなり増殖され拡散されて人の呼吸器に入り発症するといわれています。…但し健康な方ならばお湯を誤って飲まれたとしても影響ないといわれています。
当館の温泉は酸性が強いためそれでなくともレジオネラ菌などの細菌が生きられないといわれておりますが、温泉を循環させておりませんし、温泉の流入量は湯温を維持できる範囲で注入し循環させていません。